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「………全く思わなかったとは言いきれない。」 ケロは正直に答えた。 カッコつけたり、ウソついたりはしないよ。 だって、それが、真剣な対話での礼儀だと思うから。 「……キレイごとは言わないよ。私は根っからの善人てわけじゃないから。」 人を憎みもすれば、疑いもする……………ごく普通の人間だもの。 「だけど、そんな風に考えてしまう事が何よりイヤなの。」 アナタが教えてくれたコト。 ケロ史上にとっては、ガリレオの地動説くらいの大発見だから。 後悔なんてしたくない。 「だから、もう全部、終わらせてさ。スッキリしましょ?」 見たこともない、まじめくさった顔のAジさんが、語尾下がりに頷く。 「こんな話されるの、イヤだとは思うんですが」 「ううん。イヤなんかじゃないよ。俺が悪い事なんだから。それに、ちゃんと話しなきゃいけない事だし、当たり前だよ。」 「うん……まぁ、私もイヤ気分なんですよ。」 「……だよね……」 沈む声。 ありゃ。 ダメ押ししちゃったかな〜……(;´ρ`) 「……俺が悪かった。本当に。」 ケロが話し終わると、Aジさんはケロの目をまっすぐに見て言った。 「無神経だったよ。………俺、最低です。」 彼がしたのは、『ケロの気持ちを踏みにじるようなこと』。 だから、さすがのケロも、今回は珍しくキツイ事を言ったと思う。 そのせいか、Aジさんは、かなり反省しているようだった。 まぁ、ケロの前で落ち込むのはズルイと思ったのか、何とか出さない努力はしてたみたいけどね。 んじゃ、少なくとも今月中には全額返金ね♪ それが済み次第、アタシ、アナタとは離れるつもりだから♪♪ とゆ〜ことで、協議は成立しました☆ あ、後半はケロの心の中でしか言ってないけどね(笑) で、話が終わり、ケロは口をつぐんだんだけど。 Aジさんはじっと黙って、かなり長いこと、空中のある一点を見つめていた。 ケロとしては、話(かなり一方的だけど)終わったし、予定より遅くなったから、もう帰りたかったんだけど。 どうにも立ち上がる気配がない。 「あの〜……今日はいつもより早くお店に入らなきゃいけないんだよね?」 「うん……」 「じゃ、行きましょうか。」 「うん……」 ↑こんなやり取りを、何分かおきに3回ほど繰り返してるうちに、お店に着いてなきゃいけない30分前になったんだけど。 Aジさんは、まだ黙って下向いて………何事か考えてる様子。 ……ん〜………これから帰って、着替えして、お店に向かうんじゃ……どう考えても1時間はかかると思うんですけど… もしかすると、この間に少しケータイいじってたから、 『遅くなる』 とか、連絡してたのかもしんない。 「あの……」 そうは思ったけれども、一応声をかけたら、なぜか、Aジさんは姿勢を正して。 改まった顔で咳払いなんてするから、ケロもつられて座り直した。 「俺の気持ちは…………今は言わない。さっきからずっと黙ってるのは、何も言う事が無いからじゃなくて。ここで言うと、言われた事を否定することになるだけだから。ちゃんと整理して言います。今度。でも、これだけは。」 そう言って、テーブルにつくほど深々と頭を下げた。 「ごめんなさい。」 それで、終わり。 ケロ達は席を立ち、いつものように仲良さげに帰った。 仲良さ……げ……にね。 そして、ケロを駐車場まで送り届けた別れ際、Aジさんは少しの迷いの後、確認するように言った。 「………またな。」 その言葉に頷きながら、ケロは目の前の人から、確かに離れかけている自分の気持ちを改めて感じた。 これは、今度こそ本当に………卒業の予感がしますな☆ |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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暑いにゃ。ケロさんのいつに無く揺らぎの無い様子によほどがっかりすることがあったのねと推察しました。 |
たまこ 2008/07/20 15:21 |
たまこさん |
ケロリーヌ 2008/07/20 17:09 |
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